代替的アプローチについての学びの場


即効性や強力な効果が期待できなくとも、日々の積み重ねの中で緩やかに効果が現れ、それらがやがて靭やかな強さに変わっていくような、実践について学び合う場づくりを考えています。

 

 

▧ オープン・ダイアログ(開かれた対話)勉強会

日 時

 平成25年6月21日(金) 18:00~19:30 (終了しました)

会 場

 サンシップとやま602(小研修室)

参加費

 無料

参加人数とお申込みについて

 会場の収容人数に限りがありますので、

 お申込みを頂いた方の入場を優先させていただきます。

 下記のメールアドレスまで、お名前とご連絡先をお知らせください。

 recovery.toyama@gmail.com

 

 

開かれた対話について(以下、引用)

フィンランドの北部深く、北極圏から石を投げたくらいのところに、革新的なファミリー・セラピストたちが地域の伝統的なメンタルヘルス体制を変革し、ヨーロッパで最悪の統合失調症治療結果から、初回精神病に関しては世界で最高の統計的結果を出す体制に変えた。彼らはこのアプローチを「開かれた対話」と呼ぶ。

彼らの原則は、複数の薬剤と合意によらない入院の時代には先進的に思われるが、驚くほどシンプルである。彼らは危機にあるクライエントに即座に会い、危機が解消するまで毎日会いつづける。入院とその結果伴う烙印を回避し、サービスを必要とする人たちの自宅で会うことを好む。そして、おそらくもっとも論議を呼ぶのは、彼らか向精神薬の使用を極力避けるということである。

彼らはまた、グループで働く。精神病は人間関係とかかわりのある問題だと見ているからである。彼らは治療のプロセスに助けを必要とする人の家族や社会ネットワークも巻き込み、臨床家たちは一人きりの孤立した状態ではなく、チームで働く。
さらに、彼らのアプローチはかかわる人たちすべての意見、特に危機にあるその人の意見を重視する。最後に、彼らのサービスは、フィンランドの社会的医療の中で、無料で提供される。

開かれた対話は精神科医、心理学者、看護士、ジャーナリストへのインタビューを紡ぎ合わせ、薬なしでの回復と伝統的な精神医療への痛烈な批判をなしている。